魔界(現代)
最高魔軍と妻たち
最高魔軍と妻たち
イザマーレ
魔界の副大魔王閣下。悪魔軍666師団の総帥
最高魔族イザマーレ族の長
魔界一の魔力を誇る。夢幻月詠。
ロックバンド「最高魔軍」のリーダーとして
人間界にも蔓延り悪魔教の布教に努める
大魔王であるダンケルに心の底から忠誠を示す唯一の存在
10万年前に天界の起こした事件により、
ヨッツンハイムに閉じ込められる
金色の怒髪天と美しい容貌が特徴
両性具有
オスとしては妻のリリエルを生涯愛し続けている
メスとしてはウエスターレンと固い絆で結ばれている
人間の姿の時はイザムと名乗っている
ウエスターレン長官
情報局長官。副大魔王の専任警護。
紅蓮の炎。邪眼を解放すると瞬時に全てを焦土化させる
イザマーレを強く愛しており、
彼を守るためだけに大魔王の臣下に甘んじている
ヨッツンハイム事件の際には、
イザマーレの妻Lilyelが天界に向かうのを見届けた悪魔
一時期人間界で記憶を失い、その責任から「最高魔軍」を離脱していた
赤い髪と長い足が特徴。かなりのイケメン
ダンケル陛下
魔界の大魔王。
その魔力は指先一つで何億単位の天使を瞬時に消滅できるほど
恐ろしい程の美貌を持つ。
性格は気分屋なところがあり、常に冷酷で、意にそぐわない物は
睨み付けられただけで消滅してしまう
だが、常に忠誠を誓うイザマーレを心から慕っており
イザマーレが自らの抹殺を企てた時には
自ら天界に行き擁護するなど熱い部分も持ち合わせている
唯一苦手なのがイザマーレの妻、リリエル。
両性具有。后のダイヤを心から愛している
ベルデ和尚
文化局所長。ややふくよかで、角が特徴。
一見、穏やかで話し方ものんびりしているが、その魔術は魔界一。
広大な敷地を要する森の中で、
日々、怪しげな研究に勤しむ学者肌の悪魔
大魔王とも、身分を超えて話ができる悪魔
ウエスターレンが唯一、悩みを相談できるほど。
イザマーレの事も心から尊敬しているのだが、
その孤独の深さを毎回読み間違えることを悔しく思っている
ラァードル殿下
雷神界の皇太子。長期留学という立場で魔界に滞在している。
妻のスプネリアとは、人間界に潜伏した先で幼馴染だった
バサラ参謀
軍事局参謀。水の領主。高級住宅街に豪華な邸宅を構え
妖艶な姿で女性を虜にする美しい悪魔。
ものすごい才能に溢れているのだが、
周囲にいる悪魔が並大抵ではなさすぎて
平凡に見えてしまう愛すべき悪魔。
妻のバナトラに毎回𠮟咤されるが、彼女を強く愛している
セルダ代官
地獄最悪拷問官。鞭をしなやかに扱う、猫のような悪魔。
構成員の中で最も気性が荒く、彼の元に送り付けられた
戦犯魔は皆、悲惨な末路を迎える
見た目の風貌と、不器用な性格が災いして
周囲から恐れられているが、イザマーレに対する思いは熱く
ウエスターレンが抜けた後の「最高魔軍」を支える
イザマーレとも固い絆で結ばれている
身のこなしは軽やかで、愛猫の散歩が日課。
妻のプルーニャと一緒に、シュウを育て上げる
基本的に好意を寄せる信者には優しい
リリエル
(Lily→リリ→Lilyel→リリエル)
副大魔王イザマーレの妃。元は百合の花「リリ」。
イザマーレの屋敷で多くの時間を共にしていた。
女に化身した直後に、イザマーレによって「Lilyel」と名付けられる
妻として寄り添い始めた直後に、
ヨッツンハイム事件によりイザマーレと引き裂かれる
天界で凌辱・処刑の憂き目にあい、人間に生まれ変わった。
記憶を失ったまま人間と結婚し、2人の娘を出産している
人間としての天寿を全うした後は悪魔として甦り
イザマーレの正式な妻として迎え入れられた
副大魔王執務室公設秘書
ダイヤ
天界で処刑されたLilyelの魂がイザマーレにより浄化されるまでの間、
Lilyelに穢れを与える役割を担っていた「Kill」の生まれ変わり。
生まれ変わりすら危惧されていたが、イザマーレとダンケルに救われる
記憶に残るリリエルの感情に惑わされ、幾度もイザマーレに想いを募らせ暴走を繰り返すが、強い絆で結ばれているダンケルを心から愛している。イザマーレにより、幾度も命の危機を救われ、悪魔化してからは
プエブロドラドの警備官として任務にあたっている
大魔王后
プルーニャ
運命の巡り合わせで「もう一人のリリエル(理栄)」として存在していた
理恵の器として、セルダと共に人間界に降り立つ。
その後は飴ちゃんとミュージカルごっこの歌唱を武器に
困った相手に手を差し伸べることが大好きな特攻隊長として
魔界中を散歩するのが日課となっている。
プエブロドラドの外に蠢く低級魔とも、恐れずにつき合えるほど。
セルダの拾った『悪魔のたまご』から発生した悪魔男児シュウを育て上げ、その後、セルダと婚礼の儀を済ませた
ミカエル
天界を束ねる大天使。元はイザマーレから切り離された結晶。
イザマーレの感情の一部と魂の一部で生まれ変わっている
綺麗な金髪で、かなりの美貌。
『最高魔軍』の黒ミサ時には毎回現れ、
イザマーレの歌詞を一部奪っている
大らかな性格で、ダンケルとはやんちゃ友達。
裕子
ダイヤが人間として生まれ落ちた後、親友として多くの時を過ごした
ダンケルとダイヤの婚姻の儀式に招待されて魔界に訪れて以来、
魔界に憧れを抱き、ダイヤの専属使用人として魔界に迎え入れられた
生身の人間。ベルデに好意がある
元はリリエルの種から生まれ変わった百合の花の化身。
リリエルとイザマーレとの間に生まれた第一娘。
ランソフ
イザマーレの屋敷で働く使用魔。元は住み込みの専属使用魔だったが
リリエルが妃になってからは外注のクリーニング魔として屋敷と深い縁を持つ
施設で育ったラドルの養父魔。
オルド
イザマーレの屋敷で専属料理魔として働いていた悪魔。
Lilyelに料理の基本を教え込み、プロ並みの腕に仕立て上げた
リリエルが妃になって以降は、プエブロドラドのレストランのシェフ長として
腕を振るい続けている
ラドル
エマ事件の際、エマと共謀してリリエルを誘拐・軟禁し、
リリエルの髪を切り落とした誘拐魔
だが、早々にリリエルに懐柔され、
自主・懲役を終えてからもリリエルに好意を寄せる悪魔
エマ
スミレの花の化身。副大魔王の地位とダンケルの治世の転覆を諮る
ヴィオラ侯爵の娘として育てられ、幾度もイザマーレの正室の座を打診するが
相手にされず、嫉妬と復讐心からヴィオラ侯爵の操り魔として大犯罪を犯す
ヴィオラ侯爵が処刑された後は、リリエルに調教され、忠実に従う使用魔となった
ミル
枢密院で副大魔王の手足として働くスタッフ魔。
能力は高いが、副大魔王の一喜一憂に振り回され気味。
だがイザマーレとリリエルの事を心から慕っている
市場にいる悪魔
かつて、破壊された王室の復旧工事の際に、現場に駆り出され
不平不満を漏らしていた下級悪魔。
ウエスターレンに直ちに処刑されるところを
リリエルに救われて以降、忠誠心を寄せるようになった。
エマ事件以降は市場内で自警団を作り、市場の平穏に努めている
バサラ軍に入隊し、時折、バサラの動向をリリエルにチクる。
雷神帝&雷帝妃
ラァードルの両親。人間界の雷雲を操るのは全て雷神帝。
愛息子ラァードルの魔界留学を機に、
百合の花の化身だった雷帝妃の種Lilyを
龍雲から魔界に蒔き、リリをこの世に生み出した夫婦。
雷帝妃の風貌は、娘のリリエルによく似ている
ソラ
(呪縛シリーズ~)
最高魔イザマーレ族として、新たに発生した
イザマーレとウエスターレンの愛と絆の結晶。庇護魔。
イザマーレの屋敷と、ベルデの文化局を繋ぐ形で建設された館に
裕子と共に暮らしている