top of page

紅蓮


「イザマーレ、大丈夫だ、安心しろ」


息苦しそうにしているイザマーレを抱きしめ、優しく囁き

ウエスターレンは改めて強力な結界を施し直す


(ふっ、ウエスターレン。やっと来やがったか♪

挨拶代わりだ、受け取れ♪)


ミカエルがほくそ笑みながら

適当な数の天使勢を出陣させる


ウエスターレンが邪眼を開放させた瞬間

三つ目が鮮やかに光を放ち、平原一帯が焼き払われた


あまりの威力に、後に続く天使たちが怯え、立ちすくむ



一方、ここまでの間、成す術もなく見ているだけのバサラは

やりたい放題の光と紅蓮に翻弄され、困惑し続けている


イザマーレ軍はリーダーの負傷に一瞬、怒り震えたが

瞬時にウエスターレンが現れたため、早々に気持ちを切り替え

2魔を守るための態勢を整えていく



 
 
 

最新記事

すべて表示
校長のサロン

「理栄先生!!本当ですか…!!」 噂を聞きつけたスプネリアとリリア、ムーランの3名が駆けつけると 同じように見に来ていたプルーニャ、ダイヤと出くわす 「あら?早速、いらっしゃったわね♪お疲れ様です♪」 理栄がニコニコと微笑んで出迎える...

 
 
 
魔鏡学園

「イザマーレ、お帰り…っておい」 副理事長室で待ち構えていた守衛ウエスターレンが、一瞬固まる 「…浮気か?」 ニヤッと目を細めるウエスターレン 「ウエスターレン…馬鹿な事を言うな」 言葉とは裏腹に、静かに笑みを浮かべるイザマーレ 「あ、あの…」...

 
 
 
交錯

生徒会室で眼光鋭くモニターチェックしながら 紫煙を燻らせていたウエスターレン 突如、一番手前にあるモニターが光を放ち、画面にノイズが走る すらっとした指先を巧みに動かし、相手からのメッセージを受け取る 「…マジか。了解した。」 軍服を着こみ、すぐさま部屋を後にする …………...

 
 
 

コメント


©2022 by 里好。Wix.com で作成されました。

bottom of page