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宝石箱


かき氷を食べた後、少しドライブして

アウトレットモールに出向いた一行


「バサラ。ここは流石に別行動だ。良いな?」


人の流れに迷子になりそうなリリエルと手を繋ぎ

イザムはレンと共にモールを進んでいく


特に何かを買うわけでもなく、小洒落たショップを眺めて回る。


雑貨屋の前で目を輝かせるリリエルに気づき、店内に入ってみる


リリエルが手にしたのは、木製のお洒落なジュエリーボックス

指輪とネックレス、ブレスレット…

3種類のアクセサリーの収納にぴったりだ



「お屋敷に飾っておきたいな…良いですか?」

嬉しそうに微笑み、俯きがちに見上げるリリエル


「勿論だ。ついでにこれも買っておこう」

イザムはその傍にあったアンティークの小さな宝箱と一緒に

店員に見せて会計を済ませる


「お前の種をいつでも保管しておけるようにな♪」

そう言って微笑み、リリエルの髪を撫でる




 
 
 

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