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リバーシ

  • 2024年10月13日
  • 読了時間: 1分

この時の、リリエルのひらめきこそが、

イザマーレの憂いを吹き消し、ダイヤの窮地を救った


相手の陣の隙を逃さず、急所を一点攻撃するだけで

世の中の事相が劇的に変化する


ウエスターレンはこの時、リリエルの心の広さに感心しながら

なぜそこまでダイヤの奴をかばい守るのか、不思議に思っていた


わずかな疑問をそのままにせず、問いかけてやってたら

もう少し早く、リリエルの本当の笑顔を見れたかもしれないな。


リリエルのおねだりを受けた形で

吾輩は処刑場へ向かった。そして……


激痛で苦しむダイヤを剣で貫いた瞬間

かつての記憶が甦った


未だに忘れることができない

肌を引き裂かれた瞬間の、Lilyelの悲痛な心の叫び


あの時は、暗闇の中に吾輩の光を求めて

彷徨うLilyelの手を繋いでやることすら適わなかった


今こそ、救い出してやる


消えた痛みに戸惑うダイヤを抱き寄せ、口唇を重ねる


肌を合わせる間、吾輩の心に聞こえているのは

喜び泣き濡れるリリエルの声……


 
 
 

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