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交渉決裂


魔宮殿は結界が貼られていた

ミカエルが天界の代表者として降りてきていたのだ。


プエブロドラドでも噂が更に広がっていた


『大戦争がいつ始まってもおかしくはない…

生活は…生き残れるのか…』


口々に心配する声が…



ミカエルとダンケルはお互いに睨み合う

イザマーレとウエスターレンは黙っていた。

バサラも軍時局参謀としてその場に座っている


「こちら側の所見と話は聞けないって事か?」

ダンケルはイラついて書類を投げつけた


「当然だ」

ミカエルは冷静に答え笑みを見せている


バサラは焦って2名を見つめている


「成立は無しだな?」


背後に黒いオーラを漂わせ

瞳の色を変え、怒りで怒鳴るダンケル


「何度も言わすな。成立などない」


「…そうか…じゃあ仕方がない…戦争で分からせてやる

覚悟しろよ?ミカエル。天界をぶっ潰す。

死者が出ても後悔するなよ?」

ダンケルが冷笑して言った


「望む所だ!その言葉そのまま返す。

魔界も全てが血塗れだ♪覚悟しろよ…」

ミカエルはニヤッと笑った…





バサラは真っ青になった…

イザマーレとウエスターレンを見ても黙って聞いている…


(何で止めない!?)



「…バサラ!今から戦略に入れ!

いち早く計画を練り、夜までに知らせに来い!行け!」

ダンケルは怒鳴った。


バサラは頭を下げその場から姿を消した…








 
 
 

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