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友情の種


数日後、裕子が人間界から戻ってきた。


今までの出来事をダイヤは裕子に話して聞かせた。


「…そんな事があったんだ…

なっちゃん…まだ気にしてるでしょ…?」


裕子に言われてダイヤは俯いた


「…ほらぁ!!元気出して!!閣下も陛下もリリエル様も…

なっちゃんの気持ち分かってるさ。皆、なっちゃんの味方だから!

気にする事ないよ。陛下だって、一度別れても

やっぱりなっちゃんが必要だから、再び嫁にしたんだから!

嫌なら嫁なんかにしないって!!」


裕子は明るく慰める


「有難う…ゆうちゃん(泣)」

泣きながら裕子に抱き付いた


その後、裕子と他の話でも盛り上がる





「ねぇ、ゆうちゃん。魔界の世界には慣れた?」

ダイヤが心配そうに聞いた


「人間界と違って常に厳しい世界だけど…

やっぱりここに来て良かった…

人間界に戻ってた時、一刻も早く帰りたかったもの。

和尚にも会いたいし…それに…」


裕子はニコニコしてダイヤを見た


「なっちゃんもリリエル様とも一緒に居たいし…

魅力的なところだから!」


裕子の話を聞いてダイヤも微笑んだ


「明日、リリエル様と閣下の所へ行こうか!!

リリエル様も、ゆうちゃんと話もしたいだろうから(^-^)」


ダイヤが言うと、裕子も嬉しそうな笑顔になり

夜遅くまで話に花を咲かせた…



 
 
 

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