御魔之手
- RICOH RICOH
- 2024年10月21日
- 読了時間: 2分
学園のあちらこちらで愛欲の花が開き、
それぞれの営みが繰り広げられている間も
そして、ようやく落ち着き、片付け始めてからも
終始、扉が消え続けている副理事長室
もはや、回数をカウントする事も忘れ
ただひたすら、お互いの愛に溺れていく
校長と副理事長
髪を逆立てないイザマーレの姿に、うっとりと見惚れる
「今日の御姿も、とても素敵です。イザマーレ様…」
「お前も可愛いよ。意外と何でも似合うよな♪」
リリエルの髪を撫で、優しく微笑むイザマーレ
(……)
そんなイザマーレをチラッと見上げ、
口元を手で隠して考え込むリリエル
「…なんだ?リリエル。言いたいことがあるなら、早く言え。」
すべてお見通しだが、リリエルの声で言われたい副理事長
「!…あ、あの…///イザマーレ様なら、どれがいいかと…
メリケンサックでも、シザーハンズでもなくて…
そういうので楽しみたいですか?
リリエルは…痛いのは怖いですが…///」
「…では、こういうのが良いか?」
笑いを堪えながら手元を変化させた
フック船長のようなカシャカシャマシーンで、
悪戯好きな顔になる
「Σ( ̄□ ̄|||)…そ、それで…」
「ん?これだと痛くはないな。こんな風に使う♪」
そう言いながら、リリエルの身体をくすぐり始める
「キャー!!…い、いやあああああ///////」
くすぐったくて身体を捩らせるリリエル
「ん?お気に召さないか?やはり、こんなモノより
吾輩の指と舌が良かろう?」
笑いながらカシャカシャマシーンは早々に放り投げ
いつものように愛し始めるイザマーレ
気を失いそうになりながら、熱い愛撫に耐えるリリエル
(…やっぱり、イザマーレ様にそんな小道具
必要なかったわね…///////)
週末の学園祭が終わっても、しばらく扉は現れそうにない…
Commenti