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怯える光


バサラとリリエルの会話が聞こえたイザマーレは、

遠慮ないバサラに苛立ちながら、

一度ウエスターレンの元から姿を現した


「あ、閣下♪

参謀がお待ちしてますよ♪」


「リリエル…」


ようやく会えた笑顔のリリエルにほっとして、

抱き寄せようとしたのだが、


「私は少し出かけてまいります。あ、一魔で平気です。

久しぶりに瞬間移動してみたいので♪

夕食には戻りますから(*´艸`*)」

と言い残し、立ち去ってしまった…


「……っ」


いつもと同じ笑顔のリリエルに、かえって不安がつのる


(見限るどころか、吾輩に何の期待もしていないのか……)


バサラには気づかぬように、手を握りつぶして

震えそうになるのを堪えていた




 
 
 

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