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消えた扉


「…リリエル…」

心地よい声で甘く囁き、口唇を重ねる

「ん…イザマーレ様……///」


今日も副理事長室では、いつもの光景が繰り返されている



毎朝、屋敷から一緒に登園し、一度はそれぞれの部屋に行く。

イザマーレは膨大な仕事を捌き、リリエルは校舎内を見て回る。

校長室に戻るとすぐイザマーレに呼び出され、

副理事長室に向かう


イザマーレにお茶を持って行きがてら、

学園内の様子を報告するのだ


わざわざ、報告を受けずとも、全て把握している副理事長。

校長との時間と、彼女の発する声を、

ただ楽しんでるようにしか見えない


大きめのソファに座り、リリエルを抱き寄せて

髪を撫でながら報告を聞くのだ


悪戯を繰り返す副理事長に翻弄されながら、

報告は幾度も途切れる





「…リリエル、舌を出せ…」


顎をクイッと持ち上げ、

キスを続けるイザマーレに甘く囁かれる

抗えないリリエルは、顔を真っ赤に染め、震えながら従う


全てを覆い尽くすように絡み合い、味わう

耳朶を甘噛みし、首筋に舌を這わせながら

少しづつ服を脱がしていく


すっかり身体から力が抜け、とろけるリリエル

ソファに押し倒しながら、見つめ合い、微笑む


「…いつの間に、そんな表情を見せるようになったんだ?」


「///そんな…しらなっ……ああっ…」


顔を真っ赤に染め、涙目になりながらも

快感に喘ぐ声を抑えることができない


「いったいどこで覚えたんだ?可愛いぞ、リリエル…」


そのまま愛し始め、リリエルの腕を首に巻き付けさせる


「…どうされたいのだ?恥ずかしがらず、言ってみろ…」


「//////き…気持ちよく…して……」


「…こうか…?」


胸元に舌を這わせ、蕾を口に含ませる


「///あっ、はあん…も…もっと……///」


喜んで応えるイザマーレに、啼き続ける…


出会ってから3ヶ月

毎日のように寄り添い続け、

今ではおねだりまで覚えたリリエル


副理事長室の扉は、今日も順調に消え続けている…





 
 
 

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