top of page

花の調書②


リリエル様

『閣下はとても魅力的で、私には勿体ない方。

毎日、寄り添ってくださるし、

閣下が女性をエスコートしてる姿も格好いいし

不満など一度も感じたことがありません。

いつもお願いを聞いてくださって

ありがたく思っております。』



ダイヤ

『長官といる時、何ともないのですか?

…ひょっとして自分の時も?凄いわ』


リリエル様

『いつも喜んでおります。閣下がお幸せなのが嬉しいので。

ダイヤ様に嫉妬したことなど一度もありません。』





バナトラ様

『他の信者の元に行かれる時、何も思わないの?』


リリエル様

『どんな悩みを抱えた方も、必ず幸せに導いてくださる閣下が

とてもカッコ良くて大好きなの。だから、むしろ

たくさん見たいの…いつもお願いばかりしてしまって

申し訳ないと思っております。』


全員

『副大魔王閣下は本当に激務ですよね。

忙しさのあまり放っておかれて寂しくなるようなことは?』


リリエル

『いつもお出かけの時は髪に乗せてくださるし、

公務中の閣下は当然素敵だから、寂しくなることはありません』


「……」




最後にダイヤからの纏めが書かれていた


『リリエル様は、閣下が思ってる以上に閣下を愛しく思っています。

焼きもちなんか焼かせず一緒に居ればいじゃ~ん!

閣下、お幸せに!聞いてる方が焼きもち焼くわ(笑)』



イザマーレもフッと微笑んでリリエルの居る部屋へ向かった




next                       目録に戻る



 
 
 

最新記事

すべて表示
校長のサロン

「理栄先生!!本当ですか…!!」 噂を聞きつけたスプネリアとリリア、ムーランの3名が駆けつけると 同じように見に来ていたプルーニャ、ダイヤと出くわす 「あら?早速、いらっしゃったわね♪お疲れ様です♪」 理栄がニコニコと微笑んで出迎える...

 
 
 
魔鏡学園

「イザマーレ、お帰り…っておい」 副理事長室で待ち構えていた守衛ウエスターレンが、一瞬固まる 「…浮気か?」 ニヤッと目を細めるウエスターレン 「ウエスターレン…馬鹿な事を言うな」 言葉とは裏腹に、静かに笑みを浮かべるイザマーレ 「あ、あの…」...

 
 
 
交錯

生徒会室で眼光鋭くモニターチェックしながら 紫煙を燻らせていたウエスターレン 突如、一番手前にあるモニターが光を放ち、画面にノイズが走る すらっとした指先を巧みに動かし、相手からのメッセージを受け取る 「…マジか。了解した。」 軍服を着こみ、すぐさま部屋を後にする …………...

 
 
 

コメント


©2022 by 里好。Wix.com で作成されました。

bottom of page