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ある日の会話


「あの新米ちゃん、学園中の話題の中心になってるな」


「…ふっ」


副理事長室で、何気なく話題にしたウエスターレンに

イザマーレは含み笑いをするだけだった


「…ミカエル様の事ですか?」

聞いていたリリエルは、2魔にお茶を出しながら話に加わる





「リリエル、お前はミカエルに、何も感じないか?」

隣にリリエルを引き寄せて、見つめるイザマーレ


「そうですね…イザマーレ様のお傍にいるだけで幸せで、

考えたことなかった……」


「いや、それなら考えるな。そのままでいいからな♪」


少しだけホッとしたように見えるイザマーレが可愛い

リリエルは口に手を当てて、呟いた


「お傍に行ったことないので、分かりませんが……」


「いや、それなら行かなくて良い!

リリエルは吾輩だけのものだからな♪」


イザマーレは微笑みながら、

リリエルを抱きしめ、髪を撫でる



「イザマーレ。それはお前の本音か?」

傍でやり取りを見守りながら、ウエスターレンが話を続ける


「……」


「イザマーレ様……?」


リリエルは、少し心配そうにイザマーレを見つめる

そんなリリエルに、イザマーレは微笑みかける


「もちろんだ。リリエルは、吾輩だけを見ていろ。良いな」


「…よしっ じゃ、守衛室に戻るわ。また後でな♪」

ウエスターレンはニヤっと笑いながら、瞬間移動で立ち去った


すぐさまリリエルと口唇を重ね、愛し始めるイザマーレ


「…んっ…イザマーレ様……////」


少しだけ、イザマーレの様子を気にしながら

全てを委ねるリリエル……




 
 
 

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