top of page

はしゃぎ疲れて

更新日:2024年10月29日


飛行船に乗った直後から消え続けた

奥の部屋の扉を開けて、イザマーレが中に入ると

毎度シーツに潜り込んで丸くなり、

ぐったりしているリリエルに声をかける


「リリエル、朝食運んできたぞ。

…大丈夫か?さすがに今回は魔力をかなり

消耗したはずだから、朝食は食べておけ」


「//////」

恥ずかしさのあまり、返事も出来ずにいるリリエルの髪を撫でて

何とか宥めるイザマーレ


「まあまあ💕おかげで予定より早く雷神界に到着出来るぞ。

スプネリアも、ラァードルとようやく一線を超えたようだし」


イザマーレの言葉に思わず飛び起きるリリエル


「! 本当ですか?良かった💕

……んもう!それなら閣下も、一緒に食べてくださいね!」


「ん?ああ、いや、吾輩は大丈夫だ。

まだまだ物足りないが、十分満たされたからな♪」


ニヤッと笑いながら、リリエルと口唇を重ねる

そのまま深く口づけ合い、リリエルのコーディネートが完成した


「さ。そろそろ機嫌直してくれるか?

雷神界産まれの百合の花のお姫様♪」


真っ赤になったリリエルの髪を撫でて

髪に乗せ、部屋を後にするイザマーレ…




 
 
 

最新記事

すべて表示
校長のサロン

「理栄先生!!本当ですか…!!」 噂を聞きつけたスプネリアとリリア、ムーランの3名が駆けつけると 同じように見に来ていたプルーニャ、ダイヤと出くわす 「あら?早速、いらっしゃったわね♪お疲れ様です♪」 理栄がニコニコと微笑んで出迎える...

 
 
 
魔鏡学園

「イザマーレ、お帰り…っておい」 副理事長室で待ち構えていた守衛ウエスターレンが、一瞬固まる 「…浮気か?」 ニヤッと目を細めるウエスターレン 「ウエスターレン…馬鹿な事を言うな」 言葉とは裏腹に、静かに笑みを浮かべるイザマーレ 「あ、あの…」...

 
 
 
交錯

生徒会室で眼光鋭くモニターチェックしながら 紫煙を燻らせていたウエスターレン 突如、一番手前にあるモニターが光を放ち、画面にノイズが走る すらっとした指先を巧みに動かし、相手からのメッセージを受け取る 「…マジか。了解した。」 軍服を着こみ、すぐさま部屋を後にする …………...

 
 
 

コメント


©2022 by 里好。Wix.com で作成されました。

bottom of page