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事の始まり


数刻後、ふっと目を醒ました。

気がつくと、毛布が掛けられていて、

となりにはイザマーレが愛らしい顔で眠っている


……

そうか、祝勝会と称して夜通し宴会騒ぎで

その後、こいつと2魔で語り明かした……


いつの間にか、寝落ちしてしまって

この毛布は、リリエルが掛けてくれたんだな……


急に喉の渇きを覚えて、キッチンに向かった



「!」


そこにリリエルいるとは思わなかった

シャワー上がりなのか、バスローブ姿で水を飲んでいる


「……」


ごくりと飲む、喉元、わずかに覗かせる胸元……

無防備なリリエルの姿に思わず見とれ

歯止めが利かなくなった


「…リリエル…」


呼びかけた俺に振り向き、笑顔を見せるリリエル…

どれだけ煽れば気が済むんだ?


堪らず抱きしめた


一瞬固まった後、必死に取り繕うとするリリエルを離さず

伝えてしまった。「愛してる」と…


だが、イザマーレに気づかれ、飛ばされてしまった




 
 
 

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