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寂しい理由は


プエブロドラドの任務が早めに終わり

ダイヤはリリエルに会おうとイザマーレの屋敷に訪ねに行った


「ダイヤ様!待ってましたよ!いらっしゃ…い…」

リリエルが扉で固まっている


「リリエル様?どうしました?」


どうやらダイヤの後ろを見ている…振り返ると

ミカエルが最高な笑みを浮かべて立っていた


「!!また何でいるの?昨日来たばかりじゃん!

ここは魔界だから!貴方様が毎日来る所じゃないってば!!」

ダイヤが怒鳴って言った。


その声を聞きつけたイザマーレがリリエルの後ろに現れた。

ダイヤは青ざめた…


「お前、何しに来た!またアポなしか?」

ミカエルを見てイザマーレは怒りを隠せない


「たまたまダイヤちゃんを見掛けてね♪

イザマーレの屋敷に行くみたいだったから、俺もって思ってな。

リリエルちゃんに会いたくって来ちゃった!」

ミカエルは更にリリエルを見てニコニコして言っている。


イライラ満載のイザマーレ。リリエルは半笑いしている。

ダイヤ自身、リリエルと遊びたかったのだが…

この状況だとそうもいかない。

でも、ミカエルの目的は最初からリリエルだったのか…

またダイヤの中でモヤモヤが出てきていた





「…じゃあ…何だか私はお邪魔みたいなので…」

ダイヤはふと寂しそうな顔をして魔法陣で立ち去った。


(リリエル様と遊べなかったのが…残念だっただけ!

それだけ!…それだけ……?)











 
 
 

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