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新たな杞憂


ダンケルはダイヤを迎えにイザマーレの屋敷に姿を現した。

女子トーク及びイザマーレと話していた3魔…


「やっぱりここに居たのか」

ダンケルは微笑んでダイヤを見て言った。


「陛下、呼んで下されば伺いましたのに」

イザマーレは立ち上がって言った。

リリエルはダンケルにお茶を入れ運んでいたが…


「ダイヤから聞いたと思うが、天界からミカエルが来てな…」


ダンケルが話した途端に食器の割れる音が響いた。

驚いて振り向くと、リリエルが震えて固まっていた


「あ…も…申し訳ありません」


リリエルは焦って割れた食器を片付けはじめたが

焦って食器の割れた先で手を切ってしまい、かなり血が出ていた


「リリエル様!大変!手当てしますから!こちらへ」

ダイヤはリリエルに駆け寄るが

「ダイヤ様、ありがとう。でも大丈夫です、貴女はここに…」

なるべく微笑んで言ったが震えが止まらず青ざめていた。


「お騒がせしました、少し、下がらせていただきます…」

ふらつきながら立ち上がってリリエルは部屋から出てしまった。


「…リリエル様…」

ダイヤは心配でイザマーレを見る。





イザマーレはリリエルの様子を見ていたが、

「リリエルの事は大丈夫だ。陛下、続けてくださいますか」

不安になってるダイヤを安心させつつ、

ダンケルに先を促した。


ダンケルは今までミカエルと話した事を伝えた。

イザマーレも話を聞き終わりため息を付いた


「どうする?追放した女を連れてきてもらうか?

こっちで処理しなければならないだろう?

下手すれば戦争も起きかねない。」


「…陛下がおっしゃるのなら…」


ミカエルがクレーム付けてきて、そのままにしておけば

ダンケルにも仕事や私生活にも支障が出るだろうと考えて承諾した。


それに…リリエルにも話さなければならない事がある。


そしてミカエルがメルサを連れ魔界に来ることになる…

ここからまた、スッタモンダの始まりであった



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