最高魔たちの最悪な一日
- RICOH RICOH
- 2024年10月15日
- 読了時間: 6分
更新日:2024年10月19日
思惑シリーズ 番外編
闇、光、紅蓮…最悪です。悪魔ですもの(*´艸`*)
文化局の森で、いつものように開かれたお茶会の一幕…
たまたま座った席が一緒になった
ダンケルとイザマーレとウエスターレン
途中からラァードルも話に加わってきた
話題はいつしか、雷神界へ行った時の話となり…
「何だって?スプネリアがボンキュッボンだと!?
で、旅行中に抱いたんだって?」
ウエスターレンがニヤニヤして聞いた
「うん…俺、あんまり経験ないからさあ。
スプネリアのこと、ちゃんと喜ばせてるか心配なのよね。
サムちゃんたち、どうやってるの?」
真剣に聞いてくるラァードルの言葉に、
イザマーレとウエスターレンはお茶を吹き出す。
「んなもん、知るか!!ただひたすら夢中になる
それだけだ!!やり方など悪魔それぞれだろう…」
咳払いしながらイザマーレが言った。
ダンケルは眉を潜ませながら澄ましてお茶を飲んでいた
「…ラァードルよ…そんなに気になるなら媚薬を使え。
手っ取り早いぞ?淡白なダイヤにはもってこいだな。
濡れやすいし、美しく啼くし、最高に可愛いぞ♪
涙目で求められるとな♪堪らないぞ♪」
最高な笑顔でダンケルが話す…
ラァードルも驚きながら頷きながら聞いていたが…
「ねえねえ!リリエルちゃんはどうなのさ!隠さないで教えてよ~」
どうしても濡れ場の事情を聞きたいラァードル…
「…そそられるよな…吸い付くような肌触り…
感度も良好。啼き方も最高だよな!」
「////////ウエスターレン!!やめんか!!」
イザマーレは真っ赤になりながら言った
「本当な事だろ?なぁイザマーレ」
ウエスターレンはニヤニヤして言った。
「ダイヤはちょっと手なんか縛ってやると、
半端なく果てやすいな。まぁ簡単には果てさせないが…
ダイヤも焦らされるのが好きなようだな
果てた時の顔は最高に可愛いぞ!」
ダンケルのあけすけな話に、ついに調子に乗るイザマーレ…
「リリエルは、胸の大きさもちょうどジャストミート♪♪で
お好みサイズだな!モチモチだし♪
啼き方も果てるのも全て、そそられるぞ!!」
何故か濡れ場の自慢話になっていた
その時…
リリエルとダイヤ、スプネリアが引きつり笑いをしながら
こそこそと話している悪魔の席に立っていた…
振り返る悪魔…
「あらぁ…お楽しみのお話のようで…(怒)」
リリエルがキレ気味に言う
「い、いや…違うのだ!!リリエル!こ、これはだな…」
焦って誤魔化そうとするイザマーレ
「…陛下…バラしたの?2魔だけの…秘密を…
それも閣下や長官なら未だしも…殿下にまで…」
ダイヤは目をつり上がらせ黒いオーラを出している
「ダイヤ!ま、待て…ラァードルが聞きたいと言ったのだ!!」
ダンケルは途中から開き直り言っている
いち早く消えたのはダンケル…
続いてイザマーレとウエスターレンも消えた
「んもう!閣下あ!長官も……ひどいですぅ!////////」
真っ赤な顔でプンスカしているのはリリエル
「最低だわ……小学生か!おのれらは!!!!」
ひきつりながら、ドン引きしているのはダイヤ
スプネリアはなぜか100tハンマーを持って立っている
「すっ……スプネリアっ……落ち着け!(汗)」
最高魔たちのやり取りを、遠巻きに眺めていた構成員たち
「まあ、かかあ天下の方が上手くいくよね~(笑)」
のんびりとお茶を飲みながら呟くベルデ
「すごいなあ、拷問官にスカウトしたい!」
苦笑しながら眺めているのは、セルダ
「俺、スプネリアちゃんだけは怒らせないようにしよう!」
目を点にして固まるのはバサラ
「お前ね、分かってねーな。この世で一番怒らせたら
危険な女ってのはなあ……おっと……」
いつの間にか、バサラの横に居たウエスターレン
「あっ!長官!こんなところに逃げてたのね!んもう!
今日という今日は許しませんからね!!
夕食抜きにしちゃうからあ!!!」
追いかけてきて、怒り狂っているのはリリエル
リリエルとダイヤの逆鱗に触れ、4魔まとめて簀巻きにされ、
屋敷のベランダから吊るされてしまう
「コラ!私に何をする!!良いのか?
それなりに覚悟は出来てるのだろうな!
闇のお仕置きより倍に可愛がってやるからな!!
覚悟しておけ!!」
ダンケルが目を赤くし笑いながら言っているのを
見たダイヤは迷い始める…。
オロオロし始めたダイヤだが…
「お前のせいだぞ!ダイヤ!」
八つ当たりでダイヤを怒鳴りつけるイザマーレ
「はあ?!なんで私!いい加減にしてよ~(怒)」
八つ当たりされたダイヤはイライラし始める
「リリエル~♪いいのかなぁ~♪
それなりに覚悟があるんだな~!!」
ウエスターレンはニヤニヤしてリリエルを見つめる。
リリエルもさすがに固まる…
「リリエル♪いい子なら助けてくれるよな?
たんまり可愛がってやるぞ?」
甘く囁き、助けを請う、卑怯な副大魔王
「…閣下…」
思わず可哀想になり、近寄ってしまうリリエル
「リリエル様!……騙されちゃだめ!!」
ダイヤとスプネリアは慌てて止めるが間に合わず
まんまと副大魔王の手に落ちたリリエル
そこへ、ウエスターレンが背後から近づき、
イザマーレと結託してリリエルを縛り上げる
「!!?!?!」
「あああ~!!イザマーレとリリエルちゃん、
楽しそうな事してる!ウエスターレンだけ、ずるいぞ!!」
まだ簀巻きにされたままのラァードルと
セルダ&バサラは文句を言う
「分かってねーな。
こいつはな、きちんとお仕置する方が可愛いんだ。」
イザマーレとウエスターレンは、
リリエルをがっしりと掴みニヤリと笑う
「さて、リリエルを可愛がらないとな…」
「いゃ~~!!」
リリエルは叫びながら連行され、姿を消していた
そして…
ダンケルは一瞬にして抜け出し
ダイヤの腕を掴み瞳を赤くしながら笑っている
「…悪い子だな…楽しませて貰うぞ…」
ダンケルは冷徹に言い放ち、引きつるダイヤと共に消え…
残ったラァードルとスプネリア…
「殿下!もう!陛下や閣下、長官にまで
相談するなんて!!考えられない!」
スプネリアはプンスカ怒っていたが…
「でも…優しくしてくれたから怖く無かったし…
また…機会があれば…」
恥ずかしそうにスプネリアが呟く…
ラァードルは微笑みスプネリアを優しく抱きしめた…
気を許した瞬間、今度はラァードルが
スプネリアを簀巻きにしてしまう
「吾輩に対して、調子に乗ってんじゃねーよ♪」
スプネリアに対しては、どこまでも強気なラァードル
「助けてーーーー(涙)」
「じゃ、嫁に来る?」
ニヤリと笑うラァードル
詰め寄るラァードルだったが、
ベルデがため息をつき、首を横に振りながら
「ラァードル…我慢我慢」
そう言い聞かせながら、スプネリアを助け出す
そして…
「何事も、実践あるのみ。奥の小屋を使っていいから…ね♪♪」
コッソリと囁くベルデに、ラァードルはほくそ笑む…
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