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稲妻のお仕置き


翌日、魔界の屋敷に戻ったイザマーレとリリエル


「おかえり。ラァードルたちから目玉蝙蝠がきてたぞ。

何やら雷帝妃から交信があったらしい。」


「長官、お留守番ありがとうございました。お母様から…?」

ウエスターレンに微笑みながら、ワクワクし始めるリリエル


「では、早速行くか。」

イザマーレはリリエルを髪に乗せ、元老院へ瞬間移動する





「やあ!目玉蝙蝠飛ばしてから、少し経ってるけど

出かけてたの?」

ラァードルが出迎えながら、突っ込んでくる


「ちょっとな。人間界の屋敷に行っていた。雷帝妃殿からは何と?」

シレッと誤魔化し、話題を反らすイザマーレ


「クスクス♪スプネリア様、お招きありがとう。

新婚生活にはもう慣れた?」


イザマーレたちの会話を微笑ましく見守りながら、

スプネリアに挨拶するリリエル


「はい…お陰様で///雷帝妃様、お約束通り、あの時の写真を

雷神帝や風神帝、風帝妃様たちとご覧になってくださったようで、

今度はその時のお写真を、届けてくださったんです(*´艸`*)」


「ええっ、凄い!!素敵~(≧∇≦)」

スプネリアが見せてくれた写真を覗き込み、

興奮してはしゃぎ出すリリエル


「…そうか。良かったな。風帝妃殿もお喜びになっただろう。」


「うん。サムちゃん、ほんっと、ありがとね。

ウエスターレンにも、後からちゃんとお礼に行くから。」


心から感謝を伝えるラァードルに、イザマーレも笑顔になった



「それでなんだけどさ…」

小声になり、目配せするラァードル


「? なんだ。どうかしたのか?」

イザマーレも首を傾げて小声で聞き返す


リリエルたちは、結婚式後のラァードルとの濃厚な時間について

キャーキャーと女子トークを繰り広げていた


「母ちゃんから、スプネリアには内緒でって、

この画像も送られてきたんだ…///」


こっそり見せてきたそれを覗いた瞬間、

イザマーレは吹き出しそうになるのを堪える





「これか…ここ数日、リリエルが脳裏にこびり付いて離れないと

騒いでたやつは(笑)」


「えっ、サムちゃん、知ってたの??」

「まあ…なんとなく(笑)」


「こんなの見ちゃったらさあ、

是非喰わせてくださいってなるじゃない!!

でも、絶対怒られるよね?どうすりゃいいのよ~💦」


「///んなもん、知るか!!…とは言いつつ…」

ラァードルの耳元に口を寄せ、コソコソと内緒話をするイザマーレ


(なにぃ!!?!?…お仕置き?!…そうか、その手が…)


その日の夜、雷帝妃から送られた画像をネタに、

スプネリアに迫るラァードル


「ちょ…ちょっと…殿下……💦」


「スプネリア、分かってる?

お前の可愛い過ぎる画像は吾輩の手中にあるんだぞ?

ばら撒かれたくないよな?

吾輩もこんな可愛いのは誰にも見せたくない。

だが、吾輩の前でだけなら許そう。さ、これに着替えような♪」


問答無用にラムちゃんビキニに変身させ、その姿のまま

夜通し愛され続けた……



 
 
 

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