稲妻のお仕置き
- RICOH RICOH
- 2024年10月22日
- 読了時間: 3分
翌日、魔界の屋敷に戻ったイザマーレとリリエル
「おかえり。ラァードルたちから目玉蝙蝠がきてたぞ。
何やら雷帝妃から交信があったらしい。」
「長官、お留守番ありがとうございました。お母様から…?」
ウエスターレンに微笑みながら、ワクワクし始めるリリエル
「では、早速行くか。」
イザマーレはリリエルを髪に乗せ、元老院へ瞬間移動する
「やあ!目玉蝙蝠飛ばしてから、少し経ってるけど
出かけてたの?」
ラァードルが出迎えながら、突っ込んでくる
「ちょっとな。人間界の屋敷に行っていた。雷帝妃殿からは何と?」
シレッと誤魔化し、話題を反らすイザマーレ
「クスクス♪スプネリア様、お招きありがとう。
新婚生活にはもう慣れた?」
イザマーレたちの会話を微笑ましく見守りながら、
スプネリアに挨拶するリリエル
「はい…お陰様で///雷帝妃様、お約束通り、あの時の写真を
雷神帝や風神帝、風帝妃様たちとご覧になってくださったようで、
今度はその時のお写真を、届けてくださったんです(*´艸`*)」
「ええっ、凄い!!素敵~(≧∇≦)」
スプネリアが見せてくれた写真を覗き込み、
興奮してはしゃぎ出すリリエル
「…そうか。良かったな。風帝妃殿もお喜びになっただろう。」
「うん。サムちゃん、ほんっと、ありがとね。
ウエスターレンにも、後からちゃんとお礼に行くから。」
心から感謝を伝えるラァードルに、イザマーレも笑顔になった
「それでなんだけどさ…」
小声になり、目配せするラァードル
「? なんだ。どうかしたのか?」
イザマーレも首を傾げて小声で聞き返す
リリエルたちは、結婚式後のラァードルとの濃厚な時間について
キャーキャーと女子トークを繰り広げていた
「母ちゃんから、スプネリアには内緒でって、
この画像も送られてきたんだ…///」
こっそり見せてきたそれを覗いた瞬間、
イザマーレは吹き出しそうになるのを堪える
「これか…ここ数日、リリエルが脳裏にこびり付いて離れないと
騒いでたやつは(笑)」
「えっ、サムちゃん、知ってたの??」
「まあ…なんとなく(笑)」
「こんなの見ちゃったらさあ、
是非喰わせてくださいってなるじゃない!!
でも、絶対怒られるよね?どうすりゃいいのよ~💦」
「///んなもん、知るか!!…とは言いつつ…」
ラァードルの耳元に口を寄せ、コソコソと内緒話をするイザマーレ
(なにぃ!!?!?…お仕置き?!…そうか、その手が…)
その日の夜、雷帝妃から送られた画像をネタに、
スプネリアに迫るラァードル
「ちょ…ちょっと…殿下……💦」
「スプネリア、分かってる?
お前の可愛い過ぎる画像は吾輩の手中にあるんだぞ?
ばら撒かれたくないよな?
吾輩もこんな可愛いのは誰にも見せたくない。
だが、吾輩の前でだけなら許そう。さ、これに着替えような♪」
問答無用にラムちゃんビキニに変身させ、その姿のまま
夜通し愛され続けた……
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