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花の意趣返し


「スプネリアちゃん、ごめんね

君の疑問にすべて答えてないよね💦全く……」


苦笑いしながらスプネリアの疑問について説明を始めるベルデ


「リリエルちゃんの意趣返し、初めて目の当たりにして

びっくりしたよね?」


「はい……驚きました

それにリリエル様に悪態つくお母様にも……💦」


「リリエルちゃんはあれが日常茶飯事だからね

プエブロドラドが他の悪魔から襲われた事無いでしょ?」


「確かにプエブロドラドの中は穏やかに過ごせましたね」


「うん、プエブロドラドだけじゃなく魔界全体が穏やかなのも

大半が彼女のお陰だって言っても過言じゃないかもね

だけど、リリエルちゃん怒っても飽きるの早いからねぇ~💦」


「確かに、怒るのはすぐ飽きちゃうね、リリエルちゃん(笑)」


「うん、今回は相手が凄すぎて手一杯になったのかも…

だから、イザマーレのところに早々に連れて来たんだと思う

普段なら、イザマーレを悪者にしたくなくて、

自分で対処しちゃうのにね(笑)」


「そうだったんですね………そういえば、お母様

また悪態ついてるけど素直になってきてるかしら?」


「……うん、だいぶ柔軟になってきてるかもね(笑)」


ベルデの説明に納得出来て、

ツンデレだけど少しづつ素直になっていく風帝妃を

嬉しそうに見つめるスプネリアだった






 
 
 

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