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譲らない矜持


イザマーレとリリエルが天界派遣の了承を受け

ダンケルに挨拶しに魔宮殿へ来ていた。


2魔が居ることを知らずにダイヤは仕事場から戻ってきた


「陛下ぁ~戻って来ましたよ~疲れたぁ…!!」

扉を開けながら言って固まった


「おかえり♪」

陛下はニコニコしていたが…

そこにイザマーレとリリエルが来てるとは思ってなかった。

振り返るイザマーレとリリエル


「!!……」

イザマーレと目が合った。

いつもなら挨拶をしてその場を後にするダイヤだが

無言で目を反らし、静かに扉を閉めて自分の部屋に戻った


「………」

イザマーレは閉まった扉を見つめていた


「ダイヤ様…どうなされたのでしょうか?」

リリエルは不思議そうにイザマーレに尋ねた

「…さぁ?」

イザマーレは肩をすくめて微笑み、リリエルの髪を撫でた。


ダイヤの心情を知るダンケルは

何も言わず微笑みを消しイザマーレを睨んでいた…

ダンケルの冷酷な目線に気づいていたが、

イザマーレも表情を変えることはなかった



 
 
 

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