屋敷
- RICOH RICOH
- 2024年11月18日
- 読了時間: 2分
「…あら♪ムーラン様~(≧∇≦) いらっしゃい♪♪」
屋敷に訪れたムーランを、喜んで迎え入れるリリエル
「リリエル様、こんにちは(*´艸`*)
実は、リリエル様にお届けしたい作品が仕上がりまして」
お茶を差し出したリリエルは、ムーランの言葉に目を輝かせる
「!! 本当?!わーい(*^▽^*) 見せて見せて」
ワクワクしながら、ムーランの絵を覗き込むリリエル
「リリエル、ただいま」
その時急に姿を現し、リリエルの髪を撫でるイザマーレ
「あ!!閣下♪お帰りなさいませ♪」
いつものように微笑みながら、見ていた絵を思わず隠すリリエル
「? 何だ?」
「あ…///な、何でもないんです。
ただ…どんな姿なのか気になって…(^-^;」
「ほう…それでムーランに頼んだのか。吾輩にも見せろ」
その絵は、「もう一人のリリエル」で、イザマーレが夜な夜な、
深夜の逢引きを重ねる相手の姿だ
「…どう見ても、描かれてるのはお前の姿だろ?」
さすがに、自分が相手となると気になる素振りを見せるリリエルに
イザマーレはほくそ笑む
「///はい…私は彼女を見る事は出来ないので…
描いてもらって良かったです(*´艸`*)
ムーラン様、どうもありがとう♪」
「いえいえ…喜んでもらえて良かったです」
「そうだ! 閣下、この後ムーラン様とお過ごしになってくださいな。
お願いしても…?」
上目遣いで見つめるリリエルに、イザマーレは微笑む
「やれやれ…。構わないよ。ムーラン、おいで。」
「え…えええっ」
一瞬固まり、慌てふためくムーランを連れて、
秘密の部屋へエスコートしていくイザマーレ
「リリエルのおねだりだから、気にするな。
それから、吾輩からも頼みがあるんだが…
リリエルが余計な事を言い出さないよう、もう一枚、絵を描いてくれ
今度は、吾輩とリリエルとあいつの姿が見えるのが良いな♪」
「!!…ふふっ…やっぱり、閣下は素敵です。
リリエル様の事を、本当に大事に思ってらっしゃる(´∀`*)ウフフ」
嬉しそうに微笑むムーランの顎を手で支えるイザマーレ
あまりの事に声も出せず、ただひたすら固まるムーランを
腕に抱き込み髪を撫でる
「少し休め。これからもまた、リリエルをよろしくな」
胸元で眠りにつくムーランの寝顔を優しく見守る………
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