白昼夢
- RICOH RICOH
- 2024年10月20日
- 読了時間: 2分
朝になった
夜明けまでダンケルと絡み合い、ヘトヘトになりながら
ダイヤは一魔、朝風呂に入りに来ていた
女子風呂にゆっくり浸かり、出てきたところで立ち止まった
ダイヤの目の前で、衝撃的な光景が繰り広げられていたのだ
裕子のクラスの生徒が、
無地の浴衣を着崩しているイザマーレに迫っていたのだ。
迫られたイザマーレも不敵な笑みを浮かべ
その生徒を抱き寄せている
「…どうされたいのだ?」
「…キスして…イザム先生…」
そのままイザマーレの首に腕を回す
抗いもせず受け入れ、熱い口づけを交わし合う
「…んっ…あっ…もっと…」
とろけそうな表情を浮かべる生徒
「!!!!」
そんな事って…!!
あまりの衝撃に、その場から逃げ出すダイヤ
「おっと…危ね~な!…って新米ちゃんか。」
その時、ちょうどエレジアと飲み明かして
戻ろうとしていたウエスターレンと出くわす
「…っ ウエスターレン様!!!」
益々焦り、パニックになりかけるダイヤ
挙動不審なダイヤの様子を不思議に思い、
邪眼で透視するウエスターレン
「…ああ、心配するな。
そいつは、イザマーレ本悪魔じゃない。
恐らく、ベルデに頼んで作ってもらったクローンだろ」
「…へっ?」
「本悪魔はまだ、順調に扉を消したままだ。
だが、お前がそんなに焦るなんてな」
ニヤッと笑いながらウエスターレンは颯爽と立ち去った
今まさに話題にしていた本悪魔のいる部屋の元へ…
Comentarios