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雪月花

  • 2024年10月4日
  • 読了時間: 2分

やはり自分には、任務を着実に遂行するしかないと気負い、

何かから逃れるように働き続けるダイヤ。

ついには体調を崩して倒れ込んでしまった。


数時間後、とても静かな部屋で目を覚ましたダイヤ。


「…気が付いた?しばらく身体を休めて、安静にしていてね。

今、点滴を打っているから」


ベルデが穏やかに語り掛け、部下には迅速に支持を出している。

どうやらここは、文化局の救護室のようだ。


「君が寝込んでいる間、いろいろ検査させてもらったけど

ちゃんと休んでる?働きすぎなんじゃないかな。いくら悪魔といっても

体調管理は大事だよ。」


「和尚…ご迷惑をおかけしました…」


「相変わらずだね。こういう事は”迷惑”ではないだろう?

僕はただ、君を心配しただけだよ。」


朗らかに笑うベルデに、俯くダイヤ。


「仕事で煮詰まってるのかな?

一名で悩まずに相談してみたら?リリエルちゃんに…」


明るく提案され、何も言えずに固まるダイヤ…


実は、ダイヤは孤独に一生懸命仕事をしていたつもりだが

彼女の配属先は情報局。

つまり、ウエスターレンの配下ということになる。


さらに、プエブロドラドの入村審査を行うのはイザマーレであり、

ダイヤの動向も、村内で起こる諸問題も、

すべて見守られていたのである。





ダイヤの気持ちを考慮し、決して表には出ないが

ダイヤの力になれるよう、影で動いていたのはリリエルだ。

いっぱいいっぱいになりつつあるダイヤを心配し、バナトラを使って

女子会に誘い出したのもリリエルの思惑によるものだった。






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