企む屋敷
- RICOH RICOH
- 2024年10月28日
- 読了時間: 1分
その日の夜、屋敷のリビングでリリエルの手料理を嗜みながら
今後について、3魔で話し合っていた
「…そうでしたか。」
「入り口は、この魔界では日常茶飯事な
低レベルな事件に過ぎないが
事故とは言え、スプネリアに被害が出た以上
公的に裁き、処分するしかないだろうな」
「そうか。単なる私刑なら、
ラァードルの憂さを晴らしてやれたのにな」
「…ではやはり、閣下が…?」
「リリエル、心配するな。
明日にでもラァードルに全てを伝えに行く。
ラァードルの意向を聞くまで、勝手に動くことはしない。
あいつらは、吾輩の保護下にあるからな。
後からの報告など、どうにでもなる」
腑に落ちない表情のリリエルの髪を撫で
不敵な笑みを浮かべるイザマーレ
「やれやれ。今回はカッコいい王子は封印だな♪
俺も付き合ってやろう」
イザマーレの真意に気づいたウエスターレンもほくそ笑む
「…!!それって…キャー(≧∇≦) 素敵です♪♪」
狙いを読み取ったリリエルは、イザマーレに抱きついて喜ぶ
「お前も連れて行ってやろうな♪
大人しく、吾輩の髪に座っていろよ?分かったな(笑)」
「は~い♪ あ、お茶、淹れ直しますね♪」
ルンルン上機嫌でキッチンに向かうリリエルを
笑顔で見守るイザマーレとウエスターレン…
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