漆黒の扉
- RICOH RICOH
- 2024年10月28日
- 読了時間: 1分
魔クスブルク帝国―
魔界と人間界を繋ぐ、最後の境界線
漆黒の扉の前で、ひとつの影に重なり合い、愛の営みを交わす
男と女…
口唇を深く重ね、魅惑の身体をまさぐりながら
ひと時の逢瀬に酔いしれる
名前を呼び合う事もなく、ただひたすら、お互いの愛に溺れる
「今宵も、素敵な時間をありがとうございます…
ダンケルトート様は相変わらずですか?」
問いかける天真爛漫な瞳に微笑み、柔らかな髪を撫でながら
ため息と共に応える
「ああ…おかげでお前との時間を作るのも至難の業だ。まったく…
このままでは埒が明かない。そこでお前に頼みがある。
皇妃ダイヤベートに近づき、お前の意のままに操れ。
上手く行けば、お前にもっとご褒美をやるからな♪」
「…かしこまりました。イザマーレ様のお役に立てるのであれば、喜んで♪」
可愛らしく微笑む女を抱き寄せ、誓いの口づけを交わす
「おい、イザマーレ。そろそろ良いか?…おっ、リリエル。
お前も来ていたのか。ったく、ダンケルトートの奴にも困ったもんだよな。
俺からも頼む。よろしくな♪」
「ふふっ 次に会うのは、魔クスブルクの王宮で♪ウエスターレン様、
イザマーレ様の事をよろしくお願いしますね(*´艸`*)」
コメント