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漆黒の扉


魔クスブルク帝国―


魔界と人間界を繋ぐ、最後の境界線

漆黒の扉の前で、ひとつの影に重なり合い、愛の営みを交わす

男と女…


口唇を深く重ね、魅惑の身体をまさぐりながら

ひと時の逢瀬に酔いしれる


名前を呼び合う事もなく、ただひたすら、お互いの愛に溺れる


「今宵も、素敵な時間をありがとうございます…

ダンケルトート様は相変わらずですか?」


問いかける天真爛漫な瞳に微笑み、柔らかな髪を撫でながら

ため息と共に応える


「ああ…おかげでお前との時間を作るのも至難の業だ。まったく…

このままでは埒が明かない。そこでお前に頼みがある。

皇妃ダイヤベートに近づき、お前の意のままに操れ。

上手く行けば、お前にもっとご褒美をやるからな♪」


「…かしこまりました。イザマーレ様のお役に立てるのであれば、喜んで♪」

可愛らしく微笑む女を抱き寄せ、誓いの口づけを交わす


「おい、イザマーレ。そろそろ良いか?…おっ、リリエル。

お前も来ていたのか。ったく、ダンケルトートの奴にも困ったもんだよな。

俺からも頼む。よろしくな♪」


「ふふっ 次に会うのは、魔クスブルクの王宮で♪ウエスターレン様、

イザマーレ様の事をよろしくお願いしますね(*´艸`*)」



 
 
 

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