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薔薇と闇


魔宮殿でイザマーレ達が処理に追われている頃

ダンケルとダイヤは優雅に馬に乗り、楽しんでいた

馬に跨がりちょっと走らせてキャーキャー喜んでいる


「陛下〜😆楽しいよ😆」


ダンケルはニコニコしてダイヤの跡を真黒い馬に乗り、ついてきている

結構な時間、乗馬した後は、静かな湖畔で2魔でゆっくり過ごした


「…こんなに楽しいんだ…魔界って…」


思いがけない言葉がダイヤの口から出る。

ダンケルはふと気付いたが微笑み返す


「もうお前は一体化してるんだから、自由にすればいい」

髪を撫でて見つめる


「…え??」

不思議そうにダイヤが聞き返す


どうやら、器の存在は一切消えたと思いこんでいるダイヤだが

うまい具合に、時には器の方が表に出たりしているようだ

ダンケルはダイヤを抱きしめた


「はは…恥ずかしいですってば💦💦

こ、こ、こんな私をだ、抱きしめるなんて恐れ多い💦」


真っ赤になり顔を伏せた。完璧に器に入れ替わっている。

その様子を楽しむようにギュっと抱きしめた


「へ、へ、陛下💦私は…う、器なんですが💦💦」


「見れば分かるぞ(笑)いつの間にか入れ替わる力を身に付けたな」




「…一体化になって気が付いたらいつの間にか自分も居て😅

ダイヤには分からないようにしますので😅

多分そのうちに入れ替わる力すらなくなると思うので…💦💦💦」


「今を存分に楽しむが良い。何も気にするな🎵」


ダミアンに更に抱きしめられ

楓は真っ赤になり目も合わせられないでいる

その様子を楽しむように見つめる


「お前が望む事全て受け入れてやるぞ?

器の楓を可愛がってやるのもなかなか良いかもな…

愛してるぞ💕器も✨」


「/////はい???恥ずかしいですからぁ💦💦器でもアイツと同じです💦」


「ダイヤも器の楓も、今夜から離しはしないぞ🎵」


「///…陛下…あま〜い💕💕💕」


誤魔化しておちゃらけてみたが…

ダークブルーの瞳のダミアンの魅力には到底敵うわけもなく…

引き寄せられるように見つめていた


「…陛下……いつまでもお傍にいさせてください…

愛してます💕💕💕」


「よく言えました…」

微笑み髪を撫でて唇を重ねる。

ハッとした器の楓

自分で告白してしまった事に真っ赤になり俯いた


その夜は…

闇のお仕置きでたっぷりと愛された




 
 
 

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