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闇の道標


数日後…再びダイヤは仕事場でウエスターレンに弄られる


「お前…久しぶりに会ったら…結構ダミ色に染まってるな(笑)」


「はい?何のことやら😅」

誤魔化しきれず焦りながらダイヤは言った


「ダンケルに叱られたんだって?」


「そうで〜す。余りにも勝手な行動したから〜

てなわけで巡回してきます」

開き直って恥ずかしそうに警備室から出た。


巡回しながらふと思う…

気分転換のつもりで勝手に行動したことにより閣下にも迷惑をかけ

陛下にも迷惑をかけてしまった。自分はもう人間界を捨てた身…

戻ろうなどと甘ったれた考えはもう一切捨てよう…

1魔で全て抱え込まず陛下に聞いてもらえばいい。

自分の大切な悪魔なのだから…そんな思いが湧き上がってきた。



閣下に構ってもらおうと思っている姿を見て

陛下が喜ぶ筈もない。今まで何をしていたんだ…


散々陛下に甘えてばかりで…挙げ句に閣下にも構ってほしいって…

陛下にも嫌われるわな…こんな事ばかりしていたら…


既に手遅れ…とは思いたくない…

下手に閣下に構ってもらおうなど間違った事はしない。


あの夢に見たダイヤベートの二の舞にならないよう心に決め

やっと気持ちも前向きになれて、

笑顔で住民と挨拶を交わせるようになっていった



 
 
 

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