魔猫物語
- RICOH RICOH
- 2024年10月28日
- 読了時間: 1分
……
カッカトムが666番の座席に座り、リエリーヌが主役を務めた
最期のステージを、うるうるした瞳で見届けた悪魔猫のハルミちゃんは
彼らが魔の世界に向かった後も、しばらくの間、地上に残り
湖の底に沈んだ劇場の中で猫仲間を集めては、芝居の真似をして
遊んでいた。だが、事情をよく知らない猫たちは反応がいまいち…
そうしている内に、居ない事に気づき戻って来た飼い主の黒悪魔に
抱っこされながら、語って聞かせるのだ
「カッカトムノヤク、モットヤリタイニャー…」
「え?なに、ハルミちゃん。なんか、お芝居ごっこして遊んでたん?」
「……カッカトムガイイ…セルニャンハ…キシャポッポ♪♪」
目をキラーンと光らせ、何かを企むハルミちゃん
「!!?!?え…え、どゆこと??💦」
辿り着いた魔の国で、出迎えてくれたリエリーヌに
コッソリと打ち明けた
そして、新たな夢舞台が始まる…
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