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Prologue


…………

……


ハタと目を覚ますラディア


「???」


ムクリと起き上がり、辺りを見回す

見た事もない場所だが、肌に触れる空気が懐かしい


「…ん?」

ポリポリと頭を掻きながら立ち上がろうとして驚いた


真っ黒な衣服。腰まであった長い金髪が

やはり真っ黒になり、肩まで切りそろえられている


「…ち、ちょっと…何これ!! まるでAnyeじゃない…💦

私に似合うわけないっての……💦💦」


突如、騒ぎ始めたラディアの声に、窓の外から覗き込む

低級魔と鬼たち…


目覚めたラディアの様子を見届けつつ

局員たちに細やかに指示を出していくウエスターレン


「やれやれ…これで良かったのか?ダンケル」


「イザマーレにも出来たのだ。

たまには私も……『追いかけっこ』などというものを

してみようかと思ってな…案外、面白い逸材かもしれんぞ♪」


密かに闘志を燃やし始めた闇の大魔王…




 
 
 

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