大魔王スタンプラリー
- RICOH RICOH
- 2024年10月28日
- 読了時間: 5分
大魔王に抱きかかえられてふと見上げるとまだ瞳は赤くし
じっと冷徹な笑みを浮かべて睨んで見下ろす様に見ている…
睨まれても息を呑むほどの美貌に吸い込まれそうになる…
ベッドの縁に着いた途端、投げ離され
そのまま落とされると思い身体に力が入る
投げ落とされてもベッドなのでさほど痛くはないが…
フワッと身体が宙に浮いて更に目を強く閉じ身構えた
「大切な女を私が荒く扱うとでも思ってるのか?」
ダンケルが囁くように言った
優しくベッドに寝かせダンケルがダイヤの上にのしかかる
「…さて、お前を喰らう前に…聞いておこうか?逃げ出した理由を…」
「……あ、あの…逃げ出したって訳じゃ…気分転換に💦」
目を反らし呟くように言った
「私に何も言わずに人間界に気分転換だと💢???」
ダンケルが益々睨みをきかせダイヤを見ている
「…ごめんなさい…直ぐに戻るつもりで…行っちゃった💦」
「行っちゃった💦じゃない❗お前は大魔王の后なんだぞ?
天界の輩や低級悪魔にも命狙われてる事を肝に命じとけ💢
分かるよな?💢」
「はい…💦」
シュンとしてるダイヤの髪を撫でた
「それに…何でパンにワサビなどを入れたのだ?
意味が分からないのだが…??」
「…それは💦…閣下が食べて叱られるかなって…
ちょっとおフザケのつもりで…」
「だから💢…叱るのは奴の役目ではない💢
私の役目だ💢何を求めてるのだ?
叱られたって何の得にはならんだろ?まったく…」
「…そうだよね…分かってるけど…焼きもち焼いちゃって😅」
「…ますます意味が分からんのだが…
叱られて、より嫌われるだけじゃないか?」
「……💦💦」
ダンケルの至極最もな指摘に、焦って俯くダイヤ
「待て、思い出したんだが…
お前がまだイザマーレと忠誠契約していた頃
お前は散々、あいつらに叱られて飛ばされては泣いていた。
私は当時、イザマーレの事ばかりを責めた。その事を
後からリリエルにこっぴどく叱られたことは覚えているぞ
お前、まさか…」
「……💦💦💦あの時は…その…」
「…そんな仕打ちを望んでいるなら、私がいくらでも弄ってやろう
落ち込んだフリをして相手を誘うなど、良い根性してるではないか」
赤い瞳で睨み付けるダンケルに、心の底から震え上がるダイヤ
「おいダイヤ。お前は本当に、何も分かっていない。
イザマーレに対する片思いなら、私は誰にも負けない自負がある。
そんな見え透いた小手先の誤魔化しで、私の次元まで辿り着けるものか!!」
「!!」
「ウエスターレンとリリエル、あいつ等には
たしかに敵う気がしない。だが、お前ごときなら
苦も無く勝てるだろうな(笑)良いのか?お前など置いて
イザマーレの元へ行っても良いのだぞ?
お前のせいで、どれだけイザマーレを苦しめた事か…。
誰よりも私の腕で抱きしめてやりたいあいつの事を…」
「そ…そんなっ…いやああああ(涙)」
ダイヤが引きつりダンケルに抱きつく
「ごめんなさい😭😭😭もう馬鹿な考えはしません💦」
ペソペソ泣くダイヤを抱きしめながらクスクス笑っていた
彼女に聞こえないように…ダンケルは心の中で思っていた
『例え光を求めても絶対に離しはしないがな…(笑)
当分は、この手を使えばダイヤの暴走も抑えられる♪
よし!!いいぞ!大魔王満足💕(๑•̀ㅂ•́)و✧』
更にダンケルは追い打ちを掛ける
「ダイヤ…お前のおかげで、アイツを抱くことも出来ないではないか…
どう慰めてくれるのだ?」
切なそうに俯くダンケルに、本気で慌てるダイヤ
「おっ…お慰めします💦💦💦陛下の思うがままに…」
「……たっぷり慰めてもらうからな…
お前がイザマーレの事を忘れる位に闇に染めてやろうな…」
「…私は心から陛下をお慕いしております。
今回はプエブロドラドの住民や低級悪魔達の言われた事を
気に留め流せなかったのが原因です…本当にごめんなさい…」
シュンとしてるダイヤを見つめるダンケルの目は赤いまま
…近づくダンケルに叱られると思い、
目をギュッと瞑り身構えて震えてるダイヤの口唇をそっと塞いだ
「!…///////」
ダイヤはポカンとダンケルを見ていた
「叱られたいと言う割に…怖がりだよな…
ダイヤ、お前はもう少し素直に愛されるべきだぞ?」
「…陛下…(涙)」
「分かったら、身体を開き私の愛を受け止めろ」
その時にはダークブルーの瞳に戻り微笑んでいた
ダイヤを一糸纏わぬ姿にさせ、欲望のままにたっぷりと愛撫し
腕の中で啼き続けるダイヤを見ては耳元で囁く
「愛している…もう絶対に離さない…もっと啼け…私のために」
既に溢れ出ている密の入口に指をあてがい、弄ぶ
そしてダイヤに言わせる
「どうされたいのだ?ダイヤ…お前の口から言ってみろ…我慢するな…」
「可愛がってください…闇色に…染めてください…貴方色に…」
息を途切れさせながら恥ずかしそうに懇願する
再び唇を重ね一気に攻める。
ダイヤの身体が震え、幾度も記憶が飛びまくり
深い闇に墜ちていく…
腕の中で果て寝落ちしているダイヤの顔を見ながら微笑み
髪を撫でるダンケル
作戦成功だな♪当分はイザマーレにフラつく事もないだろう…
しかし…あいつらはずっとラブラブだよな…
…ダイヤは浮き沈みが激しいから飽きはしないが…
あいつらは飽きないのか?毎日扉を消すし、下手すりゃ数ヶ月は
扉すら現れないと言うではないか…
愛しい光の悪魔の姿に想いを馳せる大魔王
(…試しに1年位、手放さずに扉消してやろうか♪)
ふとダイヤの寝顔を見て再び口唇を重ねた…
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