天高く馬肥える秋
- RICOH RICOH
- 2024年10月21日
- 読了時間: 2分
「ねえねえ、こんなの見つけたんだけど♪」
「え…?やだ~超ウケる~ギャハハハ… 」
リリエルのサロンで
お馴染みのメンバー、バナトラとメーラが
顔を寄せ合って何やら企んでいた
「バナトラ様もメーラ様も、お茶どうぞ♪
どうしたの?何やら楽しそうね?」
リリエルが淹れたお茶を出しながら、微笑みかける
「リリエルちゃん、見てみて♪こんなの、どう?」
メーラがニコニコしながら見せてきたのは
とあるネット動画
シルバーのメリケンサックが映っている
「…?これが、どうかしたの?」
リリエルは首を傾げて問いかける
「リリエルちゃん、こういう玩具で
お仕置きとかされないの?(・∀・)ニヤニヤ」
バナトラもほくそ笑みながら聞いてくる
「…え~?これはないけど…地味に痛そうだね(笑)
でも近くにいなきゃ駄目だし、わざわざこんなのじゃなくても…
副理事長は副大魔王様だよ?こんなチャッチイの
必要ない…じゃない?」
聞かれたことに対し、素直に答えるリリエルが可笑しくて
爆笑し続けるバナトラたち
「そうか~(爆笑)リリエルちゃんと副理事長には、
こんな小道具必要なしなのね♪」
「…どうなんだろう?///今度、聞いてみるね♪」
生徒同士の女子トークは、まともに聞くべきではない
それを肝に銘じてはいるものの、リリエルの声だけは遮断しようがなく
素知らぬフリをしつつ、お茶を吹き出しそうになるのを
堪えているイザマーレ
傍に居るウエスターレンも笑いを堪え、テレパシーで会話する
(イザマーレ、ご愁傷様♪)
そんな2悪魔の戸惑いを知る由もなく、
彼女たちの会話は続いていた
「でも…急にそんなの見始めて、何かあったの?」
「え?ああ、ほら。そろそろ学園祭が近いじゃない?
イベントの内容は生徒が好きに決めていいんでしょ?
楽しいの考えようとしてたら、たまたま見つけてね♪」
「…!そうか、もうそんな時期だね。
バナトラ様たちのアイディア、楽しみだな♪」
「任せてよ♪今年はリリエルちゃん達も協力してもらうから!!
こんな特攻服で学園中が不良な雰囲気になるの♪どう??」
「えっ…へえ♪意外と面白いかも……♪」
「でしょでしょ?当日は、リリエルちゃんも着てね!!
カッコいい特攻服♪!(^^)!」
「へえ~楽しそうだね♪…///////」
(イザマーレ様の特攻服姿…めっちゃカッコ良さそう♪♪)
堪らずはしゃぎ始めたリリエルの心の声に
いよいよ笑いを堪えるイザマーレとウエスターレン
(リリエルがその気なら、こちらもそれ相応の物を用意してやらんとな♪)
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