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宮殿の夜明け


東の空が白み始め雷神界にも新たな夜明けがやってきた

記憶と体力を取り戻したスプネリアが目を覚ます

その気配を感じたラァードルも起き出す


「おはよう、調子はどうだい?」

「……殿下、おはよう。おかげさまで大丈夫よ

自力で起き上がれるわ……ありがとう」


支度を済まし宮殿に向かうとシセンが出てきた

簡単に挨拶を交わして食堂に向かうと

奥の部屋から出てきたイザマーレとリリエルに会う


「閣下、リリエル様おはようございます

殿下や皆様のおかげで助かりました。

改めてありがとうございました」


「おはよう、良かったな。体調も良さそうだな」


「くすくす(笑)おはようございます。スプネリア様、

すっかりお元気になられて良かった♪殿下のお陰ですね︎💕」


「そうだ、この後、風神界に行くからな。風神殿からの

直々のご招待だから、逃げ出さないよう頼むぞ、ラァードル」


「分かったよ(笑)サムちゃん、逃げないよう

しっかり見張っておくよ」


「ち、ちょ……もう逃げないから!///」


風神界訪問をイザマーレから告げられ

嬉しさと緊張が交錯するスプネリアだった




 
 
 

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