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揺れる思い


ミカエルがプエブロドラドに来たその夜…

ダイヤは自分の部屋で翌日の準備をしていた。


準備が終わりベットに寝転がった時

ふとミカエルに抱きしめられた事を思い出していた…

何とも言えない気持ちになった。

感触が閣下と似ている…

結晶の片割れとは聞いていたが…そこまでそっくりなのか…


ダイヤはじっと天井を見て考えていた。


まぁ…いい思い出になった。

たとえ閣下の片割れでもミカエルは天界の者。

ダイヤは無理やり結論を出していた。


明日はリリエル様と会って来ようかな…

そんな事を思いつつ目を閉じて寝ようとした時だった


「ダイヤ…お前…ミカエルに抱きしめられて

嬉しそうな顔をしていたな…キスまでされて(怒)」

ダンケルがいつの間にかダイヤの寝ている上に跨がっていた


「!!陛下?…そ、そりゃ…いきなりだったし…

嬉しそうな顔をしてました?…変だな?…」

焦ってるせいか良く分からない言い訳をしていた…


「何度も言うが…ダイヤは私だけの者だ…

他の悪魔や天界の者に惑わされるな…良いな?…」

ゆっくりダイヤに口唇を重ね舌を絡め味わった

首筋を舌で這わせダイヤの甘い吐息に紅潮する


ダンケルはダイヤが可愛くて仕方がないのだ

例えダイヤが心の片隅でイザマーレを愛しく思っていても…

それでもダイヤの事を愛さずにはいられなかった…





 
 
 

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