最高魔たちの舞台裏
- RICOH RICOH
- 2024年10月30日
- 読了時間: 2分
数日後……
裏側で起きた波乱も何のその、
人間界のとある場所に集結した最高魔たち……
その日の前説担当に選ばれたセルダは
必死に原稿を作り、音読練習を繰り返している
そんな愛すべき悪魔猫を優しく見守るベルデ
「セルダ、大丈夫だよ。僕も、いつも聞き返されるし(笑)」
「ベルデは『いえ~い』があるから良いじゃんね💦💦」
慰めになるのか分からないベルデの励ましに
思わず言い返すセルダ
「ベルデ。お前は聞き取れないんじゃない。何言ってんだか、
意味が分からんだけだ(笑)」
「……謝れよぉ(笑)」
イザマーレをサポートしながら
隣の楽屋の様子を見聞きしていたウエスターレンが
冷静にツッコミを入れ、穏やかに切り返すベルデ
「クククッ ベルデは天才肌だからなあ(笑)」
イザマーレもニコニコと会話に加わる
ひとしきり、汗を流したイザマーレに、
そっとガウンを纏わせるウエスターレン
身体を冷やさない為と、己の自制の為、
そして他者への牽制の為だ
「ウエスターレン…ありがとな。だが、そこまで寒くないぞ?
吾輩、そんなにヤワじゃない……」
「馬鹿野郎!!だからって、
お前の魅惑の身体を提供してやるほど
俺様も甘くはない♪」
「…//////」
リリエルどころか、ウエスターレンとの触れ合いさえ
我慢し続けているイザマーレ。構成員たちの前で堂々と宣言され
照れくさそうに、だが嬉しそうな表情を浮かべる
そんなイザマーレが愛らしく、ずっと見ていたい思いに駆られる
構成員、悪魔軍のスタッフたち
「あっ、閣下~♪見て見て~今日の俺の麗しい姿」
そこへ、ヒラヒラの衣装を振り撒きながら
なぜか上半身は裸で猛アピールをするバサラ
「滅💢💢」
同時に鉄壁の防御で跳ね返すイザマーレとウエスターレン
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