top of page

永久の一夜


イザマーレはしばらくの間、部屋の入り口でリリエルを見つめていた。

「…リリエル…また泣いているのか?」

「!…閣下……」

「泣くなら、吾輩の前だけにしろとあれほど言っただろう」

優しく抱きしめてイザマーレは言った


「…閣下」

「ダイヤは、吾輩よりむしろお前の事がお気に入りのようだな

だが、忘れるなよ?お前の事を一番分かっているのは吾輩だからな」

「!」

「お前のおねだりをかなえてやったんだが?報酬をもらえないのか?」

「//////……」

リリエルは恥ずかしそうに俯きながら、イザマーレに抱きつく。

「…愛しています、イザマーレ閣下。リリエルはいつまでも、閣下のお傍に…」


イザマーレは微笑んでリリエルと口唇を重ねた

そのままベッドに抱きかかえ、リリエルを見つめた

「愛してるよ…リリエル…」

「!!……閣下……っ」

泣き出し言葉が出ないリリエルの髪を優しく撫で、微笑むイザマーレ。

再び口唇を重ね合わせ、服を脱がせていく


リリエルが気を失いそうになっても、何度も繰り返し愛し続ける

お互いにとろけ合いながら、甘い時間を重ね合う…




next                        目録に戻る

 
 
 

最新記事

すべて表示
校長のサロン

「理栄先生!!本当ですか…!!」 噂を聞きつけたスプネリアとリリア、ムーランの3名が駆けつけると 同じように見に来ていたプルーニャ、ダイヤと出くわす 「あら?早速、いらっしゃったわね♪お疲れ様です♪」 理栄がニコニコと微笑んで出迎える...

 
 
 
魔鏡学園

「イザマーレ、お帰り…っておい」 副理事長室で待ち構えていた守衛ウエスターレンが、一瞬固まる 「…浮気か?」 ニヤッと目を細めるウエスターレン 「ウエスターレン…馬鹿な事を言うな」 言葉とは裏腹に、静かに笑みを浮かべるイザマーレ 「あ、あの…」...

 
 
 
交錯

生徒会室で眼光鋭くモニターチェックしながら 紫煙を燻らせていたウエスターレン 突如、一番手前にあるモニターが光を放ち、画面にノイズが走る すらっとした指先を巧みに動かし、相手からのメッセージを受け取る 「…マジか。了解した。」 軍服を着こみ、すぐさま部屋を後にする …………...

 
 
 

コメント


©2022 by 里好。Wix.com で作成されました。

bottom of page