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黒ミサ始動

更新日:2024年10月30日


リリエルへの想いにLily‘sが結束を固める


そんなLily‘sの想いを静かに受け止め微笑むリリエル

皆に気づかれないよう、テレパシーで呼びかけた


(…閣下、あの…💦ごめんなさい、私ったらまた

閣下を怒らせてしまったんですね…(´・ω・`)💦)


(心配するな。無防備すぎるお前の姿を吾輩も見たかっただけだ。

後でちゃんと返してやる。)


(…良かった…💕💕💕)


そうこうしているうちに、会場内へと入るリリエルとLily‘s

終演後の待ち合わせ場所を決め、それぞれの席へと向かう





「後で絶対回収させてやる!それに…ミサが終わったら

あの抱き魔クラは吾輩の魔袋に仕舞い込んでやる!!」

リリエルと交信を終えた後、闘志を燃やすイザマーレ


「それくらいは許してやれよ」

ウエスターレンは呆れ顔でやれやれとため息をつく


(そんなんじゃ、俺様の抱き魔クラなど、論外なんだろうな💦)


そっと心で呟いたウエスターレンの言葉に

敏感に反応するイザマーレ


「別に構わんぞ?ただ、

どんな抱き心地だろうと吾輩は不満だろうな。

ウエスターレン、お前自身の方が余程良いからな♪」




「…//////」


それこそ、天然爆発なイザマーレの煽り文句に

燻らせていた紫煙を吹き消すほど狼狽するウエスターレン

だが、完全に理性を失う一歩手前で何とか踏みとどまる


「それなら、俺様にもお前の抱き魔クラは不要だな。俺様専用の

イザマーレデザインもリクエストしようかと思っていたが♪」


自分たちの妻や専属ペットも

同じように可愛く自らの魔クラを抱えて眠り込んでもらえないかと

内心イザマーレを羨ましく思う構成員たち



Lily‘sと一緒に客席に向かうまで見届けていたイザマーレは

ワクワクしているリリエルの様子に静かに微笑む


…リリエル。もう心配はいらない。

お前の大好きな最高魔軍の黒ミサは、まだ始まったばかり

吾輩も、存分に楽しませてもらうからな…


もう一度、気持ちを鼓舞させ、マントを翻すイザマーレ


「行くぞ!!!」


めくるめく、悪魔時計が力強く回転を始める…




🌷始動 Fin.🌷 






 
 
 

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