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黒天使の館


……

魔界―黒天使イザマーレの館


「イザマーレ様💕……」

幸せそうな笑顔で、抱きついてくるリリエル


「リリエル…いつも待たせてばかりですまないな。

だが、今夜はお前と過ごしたい。良いな?」


甘えるリリエルを抱きしめ、口唇を重ねる


「///…イザマーレ様…💕……嬉しい…」


うっとりとその身を委ねるリリエル

優しく髪を撫でながら、纏う衣を脱がしていく

肌に舌を這わせ、甘く啼き始める…


そこへ…





「おい、イザマーレ…またアイツから呼び出しだぞ」

「!!なにい?!またか💢💢」


歩み寄るウエスターレンに、イザマーレの憂いは最高潮に達する


「…どうやら、バサラ達の奇襲作戦がまたしても、しくじったらしいな」

「やれやれ…本来ならウエスターレン、お前とも、

心ゆくまで寄り添いたかったが…」


「心配するな。俺はお前のことを愛してる。

厄介事はさっさと済ませようぜ♪その後で存分に可愛がってやるからな」

俯くイザマーレの髪を撫で、優しく送り出すウエスターレン


「リリエル…すまない…」

名残惜しく、リリエルを抱きしめるイザマーレ


「…良いのですよ💕私の事など気になさらないで。

リリエルの心は、全てイザマーレ様に預けてあります。

お会いできない間は寂しいですが…イザマーレ様を

想う気持ちだけで、生きていけますから…」


優しく微笑むリリエル

立ち去ろうとする彼女の腕を捕まえ引き寄せる


「…いや。これ以上、お前と離れ離れになる事は吾輩が許さない。

こうなったらリリエル、お前も一緒に来い」


「!良いのですか…?」

「もちろんだ。むしろ、その方が上手くいく。

吾輩と片時も離れず、傍に居るのが嫌じゃなければな?」


「!!!嬉しい💕💕💕何なりとお任せ下さい。

イザマーレ様……大好き💕💕💕」

「吾輩も、愛してるぞ、リリエル💕

では、早速行こう。続きは人間界でな♪」

……




 
 
 

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